ドレスに使われる生地と種類 / 特集

シンデレラが踊るたびに優雅に揺れるドレス。女の子ならだれもが憧れるふわふわふんわり膨らんだドレスの軽やかで透けるような美しい布。
そうなんです。ドレスの生地って、風合いも色彩もほんとうに魅力的なんです。
SHOPサイトでドレス生地の説明をみても、少しわかりづらい事もあります。そんな時のお役にたてればと特集しました。
美しくて、それぞれ独特の風合いを持つ織物の魅力。まだまだほんの一部ですが、これからもこつこつと更新していこうと思います。
*まずは、子供ドレスでも大人気の「チュール」から♡♡♡
1
チュール
チュールとは、縦糸を2本絡ませて作る小さな網が連なる軽量なもので、その特徴は透け感です。六角形の網目(メッシュ)状になっていて、オーガンジーと違って織物(布)ではなく編み物のようですが、離れて見ると布地に見えます。
ハードとソフトの2種類があり、ソフトはヘッドドレス(ヘアアクセサリー)やドレスの飾り部分に使われ、ハードはドレスのふくらみを出す素材として使われます。
名前の由来はフランスのチュールで生産されていたことから。元々は絹織物でしたが、後に他の素材でも作られるようになり、今では、綿製の綿チュール、ナイロン製のナイロンチュール、ポリエステル製のポリエステルチュールなどが多く使われています。

スパンコールチュール
・ナイロン100%です。
・ドットと星のスパンコールが付いています
*スパンコールとは、ぴかぴか光る装飾用の薄い金属またはプラスチックなどの小片で、中央部の穴に糸を通して縫い付けられる。


フローッキープリント(加工)チュ-ル
・チュールにフローッキー加工を施してグリット(ラメ)やレーヨン素材などを載せたものです。取り扱いにも注意が必要です。
・子供ドレスSHOPレビューで、ラメがパラパラ落ちてしまう~と言う評価を見かけますが、こちらのタイプのチュールだと思います。
2
オーガンジー
オーガンジーとは、軽くて透明感を持つ*平織り生地のことで、特有の張り感と硬さがあり、さらっとした肌触りで美しい光沢も特徴です。
元々は綿製のものでしたが、現在はレーヨン・シルク、ポリエステル、ナイロンと種類も豊富で、袖や胸元のシースルー部分などにもよく使われます。
薄い素材でありながら、弾力性も兼ね備えているので、スカート部分に何枚も生地を重ねると、大きくふんわりと膨らんだ愛らしいプリンセスラインドレスになります。
また、子供ドレスなどのbackリボンにもよく使われ、見た目は薄く透き通った柔らかそうな素材なのに硬さと張り感があるので、しっかりとしたかわいいリボンのループを作ることができます。
生地の織り方
生地の織り方は「平織り(バティスト)」「綾織り(ツイル)」「繻子織り/朱子織(サテンとも呼ばれます)」の3種類です。
●「平織り」というのは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が一本ずつ交差する織り方。
*オーガンジー・シャンタン・シフォン・ブロード・ギンガム・ダンガリーなど。
●「綾織り」は、経糸(たていと)が緯糸(よこいと)の上を2本または3本、そして緯糸の下を1本交差し、糸の交差する部分が斜めに走って行く織り方。左下がり右上がりが表面となります。
デニム・サージ・ギャバジン・ツイード・ダンガリー・フランネル(ネル)などで、
経糸3本に緯糸1本の割合で織られたのがデニムになります。
●「繻子/朱子織り」は経糸・緯糸ともに5本ずつで織られている生地で、表面には経糸のみか緯糸のみかのどちらかしか出てきません。(経糸、緯糸、どちらかの糸の浮きが非常に少なくそのように見えます)
サテン・ドスキン・綿朱子などですが、
サテンは、生地の種類ではなく織り方の種類になります。


ナイロン・スパークオーガンジー
・ナイロン100%
・ナイロンスパークオーガンジーは文字通りナイロン100%の繊維に経緯とも強い撚りをかけ、平織りに織った、張りのある、薄地の織物です。鮮やかな発色と照りのある光沢感が魅力です。
・ダンス・ステージ衣裳など華やかな衣裳製作にオススメです。
3
シフォン
シフォンとは、シルク、レーヨン、ナイロンなどの繊維で平織にした非常にうすくて軽い生地のことです。
透ける素材なので、オーガンジーと似ていますが、シフォンはオーガンジーよりも柔らかくしなやかです。 また、軽くてドレープが出やすい布地で、サテンなどのような重いドレススカート生地の上に重ねて使われることが多く、幾重にも重ねて細やかなフリルを施しボリュームあるドレスラインを作ったりもします。
風合いの上品さから、ウェディングドレスの素材としても人気です。

コットンシフォン
・コットン(綿)100%のシアー(透明感のある)なシフォンです。
・軽やかでやさしい肌ざわりで、ふくらみのある風合い。ナチュラルなしわ感も魅力です。
・春夏向けのブラウスやシャツ、透け感を生かしたチュニックの他、軽やかさを活かしてインテリアやストールにもよく使われています。

シフォンジョーゼット
・ポリエステル100%
・細やかなシボとさらりとした手触りが特徴の、適度な透け感で、とても柔らかくフワッとした軽い上質な生地です。
・また、シワになりにくく、ドレープ性にも優れているので、ドレス系の衣装や、ブラウス、スカート、ワンピースなど幅広く使われています。光沢はあまりないタイプなので普段使いの服地にも使えます。

ラメシフォン
・シフォンジョーゼットにラメ箔加工をしています。
・ポリエステル100%の生地なのでシワになりにくく、速乾性があります。
・ラメを除く生地自体には光沢はなく、肌に付かない、さらっとした手触りです。

シルクシフォンジョーゼット
・シルク(絹)糸に撚りをかけてから織り上げた、きめの細かいごく浅いシボがある織物です。
・天然素材のシルク100%なので、吸湿性・放湿性にも優れ、夏でもさらっとした肌触りです。
・風合いは張りやコシもほとんどなくしなやかで、透け感の美しいフェミニンな生地です。
4
シャンタン
シャンタンとは、縦が普通の絹糸、横が絹の玉糸で織られた先練りの平織物です。
横糸が太いのでつむぎの様な節があり、上品で趣があるため、ブラウスその他夏の婦人服として好まれています。
光沢のあるものとないもの,薄手,厚手などさまざまで、近年はレーヨンなどの化学繊維によっても作られ裏地などにも用いられています。

シャンブレーサテンシャンタンオーガンジー
・シャンブレー(玉虫、見る方向によって使った糸の色数だけ濃淡がある)/オーガンジー(薄く軽く、透けている)/サテン(縦糸または横糸だけが表に現れるような織り方。)という意味。
・縦が普通の絹糸、横が絹の玉糸で織られた先練りの平織物を、サテン(朱子)の織組織(朱子織)に織ったものを、サテン・シャンタンと言います。

バックサテンシャンタン
・裏面だけがサテン(朱子織)なった生地のこと。サテン特有の光沢が抑えられ、独特な風合いが味わえます。
・裏地が光沢のあるサテンの仕様となっているので、両面のどちらの面も使えます。華やかなドレスづくりに人気です。

カチオンシャンタン
・先染めの糸で織ったように、杢調の色目に染まるシャンタン生地。
・通常のシャンタン生地とは違い色の濃淡が特徴で、趣のある高級感が感じられ、ドレスなど大人の女性のオシャレ着の素材にもよく使われています。
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尚、子供ドレスアイテムグッズや楽天市場のお得な情報・商品も定期的に更新しておりますので、こちらも合わせてご覧ください。
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